―――今日の撮影はいかがでしたか？

普段は割とカラフルな色のものを着ることが多いので、色がないモードな感じの衣装、雰囲気はすごく自分にとっては新鮮だったので、こういう撮影楽しいなと思いました。かわいいよりモード、かっこいいのほうが好きなので楽しかったです。

―――日本アカデミー賞はどういうイメージですか？

とても長いレッドカーペットのイメージがあります。皆さんが本当にキラキラしてて。自信に満ち溢れた人がその時一番の素敵な状態でレッドカーペットを歩いている映像を何度か見たことがあります。

―――新人俳優賞受賞の報告を聞いてどうでしたか？

まだ実感がわいていないというか、本当にいいんですか？という気持ちです。お話いただいた時も本当に私ですか？って疑ってしまうくらいめちゃくちゃうれしくてまだ実感がわかないので、まだドキドキしてますね。

―――誰かに報告しましたか？ その反応は？

両親ですね。家族にいち早く伝えました。おめでとうと、すごく喜んでくれましたね。少しでもいただいた賞に見合った人になれるように頑張ろうね！と。今は自分磨きを心がける日々です。

―――今日の撮影ビジュアルは、RAYARD MIYASHITA PARKに展示されますが、MIYASHITA PARKに行った事はありますか？

もちろんです。お仕事で、ロケで何度も行かせていただきました。ボルダリングができるエリアがその時はあって、ボルダリングやったりとか。フードコートに寄って色々食べたりしました。同世代の方も多くいらっしゃる場所だと思うので、見ていただけることがすごくうれしいです。

―――RAYARD MIYASHITA PARKで好きなお店を出していいと言われたら、どんなお店を出しますか？

うわ～…お店出すのすごく夢なんですけど、やっぱりお洋服がめちゃくちゃ好きで小学四年生からモデルのお仕事をさせていただいて、初めてやりたいと思った仕事がモデルさんだったので、そういうファッションを提案するようなお店が出せたらすごくうれしいなと思います。あんな素敵な若者の街に出せたらすごく、うれしい。

―――渋谷の印象、イメージを、お聞かせください。

今何流行ってるんだろうとか、最近の若い方ってどんな感じなんだろうってわからなくなったときとかは、渋谷に行って見てみたりとか。やっぱり全部が最先端で、一か月前とは全く変わった場所になってるっていうか。お店の移り変わりも早くてすごいなって思います。本当に最先端。

―――映画の魅力は何だと思いますか？ あなたにとって「映画」とは？

どれだけ眠いときでも映画を見るためにちょっと夜更かししちゃったりするくらい贅沢な時間だと思っています。世界に入れるというか、誰にも邪魔されない時間。私自身、あまりネガティブにならないのですがちょっとダークな気持ちになったりとかもするんですよね。映画を見てると。引きずられたりとかして。自分じゃできない価値観だから、映画だとそういうことが知れて、いろんな感情になれるのですごく勉強になるし、面白いです。

―――この作品の演技中に新しい自分を発見するような瞬間はありましたか？

今回、萌衣の役をやらせていただいて、自分と萌衣が結構似てる役柄だったのでそんな違いはなかったんですが、大きく違うところは泣きシーンがすごく多くて、私生活ではあまり泣かないので、こんなに涙が出るんだって思いましたね。自分は涙が出ない人間だと思ってたので、それが結構自分でもちゃんと、「あっ私は涙が出る人なんだ」って思いました。

―――10年後20年後の自分像はありますか？

今あるものしか見えないタイプなので、直していきたいとは思ってるんですが、先が想像できなくて…。なんだろうなあ。でも、あんまり変わりたくないなとも思いますね。大人になりたいんですけど、中身は若いままでいたい。ハッピーに生きたい。また、その時やりたいと思ったことを行動に移してやれていたらいいなと思います。お仕事も大好きなので、頑張っていてくれてたらいいなと思っています。こうなりたい！とかあまりなくて、楽しく生きていたらいいなと。その時やりたいと思うことが何かはわからないですが、物を作ることがすごく好きなので、作品とかもそうですけど、何か一つのものを作っていたいです。たくさん経験を積みたいと思います。