有岡大貴 / 第46回日本アカデミー賞新人俳優賞受賞者インタビュー
―――今日の撮影はいかがでしたか?
普段グループでよく写真を撮っていただくんですけど、今日はひとりということもありますし、環境も違うので最初ちょっと緊張しました。もう20年近く写真撮っていただいてますけど、なかなか慣れないですね。向きとか顔の角度とか、まだまだ勉強が必要だなって感じます。
―――日本アカデミー賞はどういうイメージですか?
やはり歴史もありますし、僕はテレビでいつも拝見させていただいていたんですけど、華やかで、俳優の皆さんもとてもかっこよく映っていて。まさか自分があの場に行けるとは思っていませんでしたね。
―――レッドカーペットがありますけど、どういう風に歩きますか?
いやあ…!どうでしょうね、堂々と歩けるように頑張りたいと思います!
―――どんな時、新人俳優賞受賞の報告を聞きましたか?
ちょうどグループのみんなとお仕事をしている時で。空き時間で、他のメンバーとワイワイしゃべっていた時にスタッフさんに「ちょっと有岡、来て」って呼び出されて報告を受けた感じだったんですね。ほかのメンバーは多分、僕がお説教に呼ばれたと思っていると思います。
(受賞を聞いて)まずはやっぱり驚きましたね。まさか自分がっていう思いもありましたし。「シン・ウルトラマン」に出演が決まった時もそうでしたし、公開されて皆さんの反応が返ってきたときに本当にたくさんの幸せな時間をいただいたので「あ、この幸せがまだ続くんだ」って思いましたね。
―――誰かに報告しましたか? その反応は?
自分から報告ってちょっと恥ずかしかったので、あまりしていないです。両親には電話でと思っていたんですけど、最近父と母寝るのが早くて。結局電話では報告できず、メールでの報告になりました。とても喜んでくれていましたね。
(他には)長澤さんと西島さんだったり、ウルトラマンのキャストの皆さんで組んでるグループメールがあるんですけど、そこで「アリ、おめでとう」っていうメールをいただきました。
―――今日の撮影ビジュアルは、RAYARD MIYASHITA PARKに展示されますが、MIYASHITA PARKに行った事はありますか?
あります。ショッピングもそうですし、ちょっと散歩がてら、中がどんな様子になっているか探索したりしてますね。
―――今度掲出されたら見に行きますか?
そうですね、ぜひ、この目で見に行きたいと思います。
―――RAYARD MIYASHITA PARKで好きなお店を出していいと言われたら、どんなお店を出しますか?
好きなお店ですか。個人的な話になってしまうんですけど、サウナがとても好きなんです。なので、期間限定でも渋谷の若い子たちに楽しんでもらえるサウナを作りたいですね。
―――渋谷の印象、イメージを、お聞かせください。
いろんなトレンドを生み出す街だな、っていうのは僕が子供のころからそうですし、今もなお渋谷はそういったいろんなカルチャーを発信していく街というイメージです。
―――映画の魅力は何だと思いますか? あなたにとって「映画」とは?
一言で言い表さなくてもいいのならば、いろんなことの源みたいな感じですかね。というのも、普段グループで活動をさせてもらっていて、ライブもそうですけどグループで活動していくうえで、やはりいろんなもののインプットが必要になっていると日々感じていて。そんなときに劇場で映画を観ることによって、たくさんのインスピレーションや刺激を与えてもらっているので、本当に助けられています。
―――映画館に行かれることって最近ありましたか?
それこそコロナでピタッと行かれなくなった期間はあったんですけど、その反動かのように最近よく行きますね。やっぱり劇場に行って大きなスクリーンで映画を観ることの楽しさを再認識しましたし、自分にとってはなくてはならないものだなって思ってます。観たいと思ったら、どんなジャンルでもなるべく劇場で観たいです。
―――この作品の演技中に新しい自分を発見するような瞬間はありましたか?
自分ではあんまり思わなかったかもしれないですね。なかなか客観視するのが難しいので、人に言ってもらえると嬉しいな、っていうところですかね。例えば普段のバラエティのイメージを持ってくださる方がギャップを感じてくれていたら僕としてはうれしいですし、「いつもと全然違うね」っていうのはとてもいい誉め言葉だなと感じています。
―――10年後20年後の自分像はありますか?
変わらずにいろいろな映画に触れていたいなと思いますし、もし俳優として呼んでいただけることがあるのならば、今回のこの賞に恥じないようなお芝居ができたらいいなと思います。